毎日寒いですね。
来週は少し暖かくなるようですが、今週一杯は低気圧や前線の影響で雲が広がりやすいみたいです。
今日も、本当にどんよりした空。
近くの梅の蕾もキュッと固くなったように感じます。
待ち遠しい春を前に2月、3月はキュッと気を引き締める時期とでもいうべきでしょうか。
そう年度末ですから。。。
その年度末に向かい、皆さんの事業所でも業務が多くなってきているのではないかと思います。
もっとも私たちに関係の深い総務や人事の方は、年度末というよりは来年度に向けた組織変更や人事異動など、来年度スタートに向けた業務の最盛期という季節。
残業や休日出勤も多くなる時期です。
体調管理をしっかりしているつもりでも、知らない間に疲労が溜まってきて風邪を引きやすくなったり、業務でもうっかりミスが増える季節でもあります。
気をつけて乗り切っていきたいものです。
そんな中もし、業務中に業務に起因して怪我や病気になったりした場合、その災害は労災(労働災害)と呼ばれます。
よく報道でも、『労災認定』という言葉を聞きますよね。
労災認定されると5つの補償が受けられるようになっています。
① 療養補償 医療機関の受診が無料になります。
② 休業補償 勤務できなくなった4日目以降から、給与の8割がもらえます。
③ 障害補償 障害が残った場合、年金か一時金が支給されます。
④ 介護補償 介護を受けている場合、その費用が支給されます。
⑤ 遺族補償 遺族に年金または一時金が支払われます。
つい先日も、神奈川県でセクハラでPTSDになったと女性社員が労災申請したことが報道されていました。
2日前には大手企業の男性社員が100時間超の残業と上司からの叱責などで自殺未遂に至ったケースは横須賀労基署が労災認定をしています。
労災は、何故起こるか。
ヒューマンエラーはもちろんですが、実は、手間や労力、時間やコストを省く事を優先して起こるケースが少なくありません。経営者の皆さんや管理職の皆さん、年度末、年度初めに向かいこの時期に、一度労働環境についての見直しをしてみませんか。
イヤイヤ、ウチはマニュアルがあるから。。。なんて安心できませんよ。
ちょっとくらい大丈夫、皆(前任者)がやっているから、、、等、本来あるべき姿が、いつの間にか変わっているかもしれません。
労災は平成29年度で12万件、死亡災害もは928県発生しています。
当たり前の事が、当たり前になりすぎて思わぬ事故につながらないように、労働環境の見直しをしてみましょう。
労働環境の改善は、必然的に定着率の向上につながります。
先日、2/8(金)の厚労省の報道発表資料に、「小売業・飲食店の事業主を対象とした労働災害防止対策に関するセミナー」が開催されると発表がありました。
東京では、2/19(火)、2/27(水)、2/28(木)に開催されるようですが、発表が2/8(金)ですから、ちょっと遅いですよね。
でも、各開催日の3日前までにお申し込みすれば良いようなので、 ご紹介しておきます。
業種は限定されていますがご都合が合えば是非、参加してみてください。
■セミナーの内容
(1)労働災害防止対策の必要性について
(2)安全で安心な職場をつくるための知識
(3)経営トップが進める先進的な取組事例等の紹介
実際に見直しをしようと思ってもどのようにしたら良いかわからない場合もあるかもしれません。
また、当たり前になりすぎて見えなくなっている場合もあります。
そんな時は是非、私たち労働法の専門家にお声かけください。
初回相談料は無料です。
お問い合わせはこちらから。。。
もちろん、お電話でも受け付けております。