2019年がスタートして、間もなく一ヶ月になろうかというところですが、少し慌ただしく更新が遅れてしまいました。
今年のスタートは、こんな残念なニュースから、、、。
■雇用保険制度・労災保険制度の支給不足額追加支給の決定
昨年発覚した厚生労働省の毎月勤労統計調査問題、同省特別委員会や総務省の統計委員会などが解明に向けて動きだしているようで、連日報道で取り上げられています。
この件では先日厚生労働省が、事実確認の結果とお詫びを公表しました。同調査の平均給与額の変動を基礎としてスライド率等を算定している雇用保険制度・労災保険制度等については総額で567億円の追加給付を行うことも公表しています(2019(平成31)年1月11日公表)。
追加給付の見通しは以下の通りです。
【雇用保険】一つの受給期間を通じて一人当たり平均約1,400円、延べ約1,900万人。給付費約280億円
【労災保険】
・年金給付(特別支給金を含む):一人当たり平均約9万円、延べ約27万人。給付費約240億円
・休業補償(休業特別支給金を含む):一人一ヶ月当たり平均約300円、延べ約45万人。給付費約1.5億円
【船員保険】一人当たり平均約15万円、約1万人。給付費約16億円
【事業主向け助成金】雇用調整助成金等:対象件数延べ30万件。給付費約30億円
また、詳細がわかりましたら、お知らせしていきたいと思いますが、何ともお粗末な話しです。
偽造、捏造、詐欺とまで言われ職員のモラルに呆れるばかりです。
今回は、マニュアルすら変えてしまっていますが、マニュアルがあれば良いのではありません。
企業を作るのは人であり、人は就業規則で動くのではないからです。
企業の組織風土が、人を動かします。
良い組織風土になれば、自然と良い仕事が出来るようになるのです。
私たちの目指すもの、
中小起業のみなさまが多様な背景を持つ1人1人の「ヒト」を最大限に活かし、成長していただくための「組織風土作り」をサポートしていくこと、この大切さを改めて考えさせられました。
働き方改革は、この軸なしには進めてはいけないと考えます。
人材を人財に変える取り組みが重要です。
この厚労省の問題は徹底的に原因を解明していただき、再発防止に繋げていただきたいですね。
■2019年、、、。
今年は私たちの事務所も、開業3年目を迎える年となります。
お陰様で忙しい日々を過ごしておりますが、それ故に、当たり前のことを当たり前に行うことの大変さとちょっとぐらい・・・といった隙もできる時期だと考えています。
イエローハットの創業者鍵山さんの著『凡事徹底』にもありますように、当たり前の平凡な事を非凡にするという考えをもとに、改めて初心にかえり、現状への感謝と継続の大切さを軸に、非凡に努力する事を継続して活動して参りたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。